昨年の第1回トライアウトが11月1日の「1並びの日」に開催。
そして、その選手選考会を経て結成されたReady Go JAPAN
女子チームの初お披露目であり、初参戦のレースが今日2月
22日の「2並びの日」となった。

このレース「全日本学生RRC最終戦・第三回明治神宮外苑
学生自転車クリテリウム」は東京は港区、 神宮外苑という
日本国内の自転車レースでは考えられない素晴らしい実施
場所で、今回で3回目の開催を重ねている。 会場には主催
である日本学生自転車競技連盟に加入する大学自転車部
の参加チームを中心に、 一般クラス 参加選手や女子オー
プン参加選手に関係者、そして自転車ファンに混じって いつ
もはこの外苑絵画館周辺を 散歩しているであろう一般の方
々の姿もみえる。 レース協賛各社のテントに、スタートゴー
ルの大きなバルーン ゲイトも本来の自転車レースに必ずあ
ってほしい「お祭り気分」を否応なく盛り上げている。

こんな「ハレ」の場に、我がReady Go JAPAN(以下:RGJ)
女子チームが初参戦を果たすのだ。 RGJ所属選手 6名は、
チーム監督・須藤 大輔やチームアドバイサー市川 雅敏
氏の元、入念に アップなどの準備に勤しん でいた。チーム
メカ・栗田や支援するNPO法人サイクリスト国際交流協会
(以下:J-BRAIN)スタッフたちも緊張 ぎみではあるが、準
備を進めていた。 それは、今回は女子レースの直前に自
転車セイフティーライド講習会を RGJ選手たちの協力でお
こなうためだ。

そして、午後12時すぎに講習会前のRGJチーム紹介から
選 手は元気に来場の皆様の前に登場した。 自転車 での
安全な走行ポイントを実演する様子は、ハキハキとしてスポ
ーツ選手らしく 来場された皆様には大好評で あった。RGJ
選手はJ-BRAINともども、今後も様々なイベントで自転車を
安全に楽しく末永く乗ってもらうための 社会活動を続けていく。


セイフティーライド直前、主催者のご配慮によりRGJ女子チーム
お披露目をおこなった。みんな、初めての公の場で緊張気味?!
右より松田、福本、吉井、下久保、堀、武田の各RGJ選手たち

この直後にすぐに女子オープンクラスのスタート準備につく。
チームスタッフや法人スタッフ、協力関係者全員が選手の
サポや応援に回る。 レースはJCF女子登録者により行われ
た。

3日前にオランダから帰国したシクロクロスの日本第1人者で
ある 荻島 美香(アライレーシング)を筆頭に、鹿屋体育大学
勢vsReady Go JAPAN勢の戦いが注目された。 スタート後の
1周目に早くも荻島が抜け出す。しかし後続は協力して追えず
に差が広がっていく。 荻島は時速40km超をキープして結局、
後続に1分の大差を付けて圧勝。後続はポイント争いにもつれ
込み、 昨年のアジア選手権ジュニアスプリント金メダリストの
近藤 美子(鹿屋体育大学)が2位となった。 3位はゴールで
その近藤を見事にかわした堀友紀代(Ready Go JAPAN)とな
った。

さらにRGJ女子チームは入賞8位までに4人を送り込むなど、
今までの日本の女子チームになかった 「チーム戦略」 を
結果に繋げることが出来た。


後続集団のスプリントを制したRGJ堀選手。
ポイント総計で3位に入り表彰台に立った


女子オープンレースの準備に勤しむRGJ選手達
チーム監督・須藤大輔が最終チェックをおこなう


女子オープンレース表彰式。左より2位・近藤美 子(鹿屋体育大学)、
優勝・荻島美香(アライレ ーシング)3位・堀 友紀代(RGJ)

このような貴重なお披露目の機会を与えてくださった日本学生自転車競技連盟に改めて御礼申し上げます。

そしてRGJチームとNPO法人J-BRAINをサポートしてくださっている、 すべての協賛社、サプライヤー、提携クラブチームの皆様、RGJチームと法人スタッフ・協力者の皆様に 感謝申し上げます。

RGJ女子チームの彼女たちはスタートしたばかりだ。これからは辛い時も楽しいことも多くあるだろう。 しかし、その長い道のりを共に「チーム」として手を携えて進んでいきたいと願っている。

※掲載写真はすべて伊達 雅輝氏およびRGJチーム事務局:撮影
※レースレポートはシクロワイアードを参照させていただきました。

今レースに参戦したRGJ女子チーム選手たちのコメントはこちらから!

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