斉藤千夏

看護師の仕事と自転車と・・・

本業は病院の看護師。入院病棟担当なので、月5〜6回の夜勤もこなす。仕事の性格上、どうしても乗れない日が出来てしまうが、それでも3日連続で乗れない日を作らないという自己ルールを決めている。

「急患が入ったりして、勤務中は休憩が取れない場合もありますね。それでも、夜勤の前後も出来るだけ乗るようにしてます。そうするとグッタリしちゃうんですけど、逆に乗らないと気持ち的に落ち着かなくなるので・・・」

今年2月の高石杯を走る斉藤

たまに職場に泊まらねばならない事があるが、そいういう時は家に帰れない事よりも、「自転車に乗れない事の方がストレスになる」と苦笑いする。

RGJ加入初年度の昨年は、仕事とのバランスを取る事に苦心し、漠然と練習してしまう事が多くなってしまったと反省する。

「土日の休みってほとんど無いので、レースにもあまり出られなかったし・・・仕事で疲れてしまう事が多かったので。練習の質が低くなってしまわないように、目的意識をもってやれるようにしたいと考えています」

そう思えるようになったのは、今年すでに一つの目標を達成した事もあるのかもしれない。

「2月の高石杯(関東地域自転車道路競争大会)に出場して、10位以内に入る事を目標としていました。坂が苦手なので、完全フラットなこのレースで勝負するしか無いと思っていたので・・・。それで5位入賞出来たので、今年ひとつめのハードルをクリア出来たな、と。でも、集団ゴールで3位との差がほとんど無かったので、ちょっと悔しかったですね。もうちょっと、どうにか出来なかったのかな・・・と、後になって反省してます」

初入賞の嬉しさよりも、若干の悔しさを滲ませながら語る斉藤。次は今年最大の目標としている全日本選手権だ。

今年4月のチャレンジロードは、全日本選手権のシミュレーションも兼ねた

「全日本でしっかり結果を出せるようにしたいです。岩手のコースは上りがきついと聞いているので・・・とにかくまだ登りが苦手なので、もっと練習して他の選手について行けるようになりたいです」

「その為にはもっと体を絞らないと・・・」と付け加える斉藤の目下の悩みは、食事の量が増えてしまう事だとか。

「職場でお昼を食べる時、男性同僚から驚かれるくらい食べてる事があるんです。そういう時って確実に体重が増えてしまうので・・・気をつけないといけないですよね」

(おわり)

インタビュー日時:2014年2月20日

このページのトップへ