米田和美

みんなに元気を与える存在になりたい

 一方で、米田はフェイスブックにコメントをくれる人達には必ず1人1人に返事を書き込む。

「元気をもらったとか、ヤル気になったとかってメッセージをもらうけど、私も同じなんです。応援してくれる人達に支えられている・・・全日本でケガした時にそれを本当に実感したんです。だから、出来るだけ1人1人と向き合って応えよるようにしています」  

時には返信だけで何件も書き込むから、深夜までかかる事もある。「いつ寝てるんだろうって思われてますよね」と言って、人懐っこい笑顔を見せた。

2013年ジャパンカップ 4位に入って表彰を受けた米田

 今年の春、長女が短大を卒業して若干の環境の変化を迎えた米田。改めて今年の目標を聞くと、タイムトライアルの全日本選手権で表彰台に乗る事と、トライアスロンのアイアンマンに出場する事を挙げる。

「アイアンマンは目標と言うより夢ですね」と言って、自身の今後について語った。

「いつまで競技を続けられるのかわからない年齢でもあるけど、成績は少しずつですけど上向きだと思ってます。これからも常に何か目標を・・・年齢相応の目標を持って、長くやっていきたいと考えてます」  

さらに米田はこう続けた。

「私は、『出来ない』んじゃなくて、『やろうとしないだけ』じゃないかって考えるんです。だから、私がそういう姿勢を見せて、みんなに元気を与える存在になりたい。チームのみんなにも、そういうところを伝えていきたいと思っているし、伝わって欲しいと願ってます」

(おわり)

※インタビュー日時:2014年2月10日

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